私の音楽紀行 K357小林

音楽に関することを何でも良いから投稿してほしいとご依頼受けましたが何を書いたら良いのか、はたと困った挙句思い付くまま書いてみました。
もうかれこれ7、8年前になりますがパックツアーでチェコ、オーストリア、ハンガリーの3カ国を8泊10日で巡る旅に行きました。


このツアーの魅力はまずウイーン国立歌劇場で「魔笛」の鑑賞が含まれていること、中部空港ヘルシンキ間の航空機がビジネスクラスであること、プラハ、ザルツブルグ、ウイーン、ブダペスト、に各2連泊すること2連泊は非常に身体的、精神的に楽です。そして一番の決め手はこのツアーの料金がかなりお値打ちだった事です。すべて含んで格安の50万円ほどだったと記憶しています。
この旅の最大の楽しみはやはりウイーン国立歌劇場でのオペラ鑑賞でしょう。さすがに事前に添乗員さんからちょっとしたドレスコードの注意がありましたので、革靴にジャケット+タートルネックという出で立ちで歌劇場に向かいました、開場が午後7時頃で開演が8時だったと記憶しています。

本場のオペラはゆっくり夕食を済ませてから鑑賞するのですね。めに歌劇場に着いたので玄関前でどんな人たちが来るのだろうと見ていましたが、リムジンでドレスアップした紳士、淑女が次々と乗り付ける光景を見てやはり文化だなーと思いました。
私たちの席は旅行会社が手配してくれた、5階の正面ですが舞台が非常に近くて見やすい席でした。肝心のオペラですが、序曲が始まると会場の雰囲気に吸い込まれる感じがして鳥肌が立ったのを覚えています。魔笛はおおよそのストーリーは勉強したつもりでしたが、内容が複雑でしかも当然翻訳があるわけでなく正直よくわかりせんでした。

舞台はデフォルメされた現代風の演出でした。
でも、何回もDVDで観たりしていますので知った旋律も多くて楽しめました。夜の女王のアリアは最高でした。
ところが、指揮者を始め出演者はわからず仕舞いになってしまい非常に残念でした。
写真はウィーン国立歌劇場 カーテンコール
そして、終演したのが午前0時ちょっと前でした。これも驚きでした。ホテルまでは地下鉄に20分ほど乗ってさらに10分ほど歩かないと着けないところにありタクシーにツアーメンバーで同乗して帰るのですが、それがまたタクシーがなくて大変でした。ちなみに添乗員は歌劇場のチケットを各自に渡して劇場には来ていませんでした。
さらにこのツアーの魅力の一つが11月の後半の出発でしたので、各都市のマルクト広場ではクリスマスのイベントが開かれていた事です。
写真:ブタペスト マルクト広場 クリスマスバザール
これも連泊の恩恵かと思いますが、夜にその会場をぶらぶら見学するのも楽しみの一つでした。ブダペストで飲んだホットワインは冷えた身体には最高でした。ブダペストではもう一つの楽しみがありました、それは公衆大浴場に入った事です。ブダペストは公衆の温泉大浴場がいくつかありホテルへ早めにチェックインできたので添乗員さんの勧めで夕食まえに希望者だけで大浴場へ行く事になりました。ここでも添乗員さんは同行しませんでしたので希望者だけでタクシーに乗り合わせて行く事になりました。ここでハプニングです。私達は先に出発したのですが、大浴場の入場締め切り時間が午後5時でしたので我々はギリギリ間に合いましたが、2、3分遅れて到着した後続車の仲間は入れてもらえませんでした。
わずか2、3分の事ですがガンと聞き入れてくれませんでした。大げさに考えればこれが元社会主義の国かなぁ、なんて思いました
大浴場はすごく立派な建物で博物館に入ったような気分でした。浴槽は大理石でできておりかなりの人数が一度に入る事ができる浴槽がいくつもあり日本の温泉大浴場の雰囲気でした。
入浴は水着着用ではなく、浴場で貸してくれるちょうど日本のふんどしみたいなもので腰の前を隠して入る方法でした。最初は何と不親切な添乗員だと思ったものですが、後で思うと苦労した分記憶に残る楽しい旅行ができたと後で振り返るとよかったなと思いました。
今回のモーツアルト協会のイタリアオペラ鑑賞旅行に行けなかったのが残念でなりません。
                        完