マルツェミーノを飲む

名古屋市内のレストランでモーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』CD歌劇を聴き、ドニゼッティの歌劇『愛の妙薬』の話題で盛り上がりながら、ワインを楽しみました。ささやかなレポートではありますが思い出の一コマとしてご覧いただければ幸いです。
お料理は昭和の面影を残す老舗の洋食屋料理で、サラダ、ヒレ・ロースカツ、牡蠣フライ、ステーキ デザートで、下記のワインを楽しみました。
MARZEMINO
マルツェミーノ
バドヴァ周辺でつくられていたが、ヴネト、トレンティーノ、ロンバルディアと広がりモーツァルトが愛したワインとしても知られるワインのご紹介です
 モーツァルトが愛したマルツェミーノ種のワインは『ドン・ジョヴァンニ』第2幕13場で ジョヴァンニが
『Versa il vino! Eccellente Marzemino!
(ワインを注げ!最高のマルツェミーノを!)』
と言うセリフで登場させています。
ドン・ジョヴァンニが歌うこのマルツェミーノ種の葡萄から造られるワインは濃い色合いとプラムのような香りが特徴。
マルツェミーノ100%の「ポイエーマ 2011 ローズィ・エウジェニオ〈赤〉」をご紹介します。

「ポイエマ」とは「創造」という意。
産地 イタリア/トレンティーノ
葡萄品種 マルツェミーノ100% 
爽やかな味、優しい香り、どの料理にも合いそうだ。
ローズィ・エウジェニオRosi Eugenio トレントの南、ロヴェレート近郊の町ヴォラーノ。 スプマンテの生産やマルツェミーノを代表として昔から盛んに栽培・醸造が行われてきた土地。
手つかずの森林に囲まれ、複雑な生物環境が保たれていることは、彼の考える栽培に欠かせない要素の一つである。
次は北イタリア産の白ワインで、モーツァルトも飲んだのでは?というフルーティでボリューム感もあり揚げ物にも良く合うお勧めの一品
ピエロパン ソアーヴェ・クラッシコ “ラ・ロッカ”2014 〈白〉をご紹介します
産地 イタリア/ヴェネト葡萄品種 カルガネーガ 100%

イタリアを代表する白ワイン「ソアーヴェ」の造り手では名門中の名門のピエロパン家。
ヴェネト州ヴェローナ市の東に位置する「ソアーヴェ」は同名の白ワインの生産で世界的に有名な町。
町の北東部分にソアーヴェクラッシコ地区が広がり、その中心部にピエロパン家が1860年、所有地を持った。
ラ・ロッカの畑は、ソアーヴェの町に建つ中世の城を背景にモンテ・ロッケッタの丘に位置し、初ヴィンテージは1978年。現オーナーのレオニルド・ピエロパン氏の祖々父にあたるレオニルド・シニアがこの地に本格的にワイナリーを設立し、またデザートワインとして高い評価を得ている「レチョート・ディ・ソアーヴェ」を造り出した。
世代を経て、レオニルドの醸造技術と数々の優れたアイデアで、ピエロパン社のソアーヴェの品質の高さを保っている。

さて、最後のご紹介はドニゼッティの歌劇『愛の妙薬』に登場する「デュルカマーラ」から名づけられたワイン 
デュルカマーラ トスカーナ ロッソ 2011 です
産地 イタリア/トスカーナ
葡萄品種 カベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロ25%、プティ・ヴェルド5%。18~21日間の醗酵。
トスカーナの北西部、リヴォルノとピサに近く、ボルドーのメドックにも類似する気候
醗酵は、自然の状態を保つため温度管理をしないセメントタンクを使用し18~21日間実施します。醗酵途中に葡萄の種子を取り出しワインのエグミを抑えている。
聴いたCD 歌劇 『ドン・ジョヴァンニ』指揮 ヘルベルト・フォン・カラヤンベルリン・フィルハーモニー管弦楽団ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団 1985年
ワイン情報は下記のホームページから参照しました
  :イタリアワイン 専門店トスカニー
  :(有)森田屋商店
  :VinoVinoVino.com
                   レポート:K626井元

 

2016年10月31日