協会のこと

【はじめに】

 本年も皆様のご協力により、すでに10回の行事(会員例会5回、講演会2回、コンサート2回、一泊旅行)を無事終えることができ、あとは本日(12月9日)の総会・忘年会を残すのみとなりました。ここに1年を振り返り、併せて2018年度の運営方針について説明いたします。

【2017年度の回顧】
Ⅰ 事業報告等
1. 会員による通常例会:5回開催(単独発表4回、小発表1回) 発表者6名
  ★1月15日  とっておきのCDこれ1枚 金子・小林会員
  ★3月26日 宮沢賢治と音楽 池田会員
  ★6月25日  オペラ制作の裏事情~今、日本のオペラ団体が直面している諸問題 天野会員
  ★9月17日  栄養と音楽 冨田会員
  ★11月12日  音楽との出会い、そして今 水谷会員

2. 一泊旅行:4月29日・30日 新国立劇場「フィガロの結婚」鑑賞&懇親会と美術館・博物館巡
 久しぶりの一泊旅行は、新国立劇場で歌劇「フィガロの結婚」を東京地区の会員も現地参加して鑑賞しました。
 その歌手陣をはじめとする水準の高さに一同感激。しかも終演後に、新国立劇場職員で2015年5月に当会で講演をしていただいた桑原貴様と当日の歌手陣を代表してバリトンの晴雅彦様にもご参加いただき新国立劇場内のレストラン「マエストロ」にて懇親会を開催し、鑑賞後の興奮をさらに高めることができました。
 翌日は、上野公園内の韻松亭での昼食をはさんで、東京都美術館の「バベルの塔」展、東京芸術大学大学美術館の「雪村」展を鑑賞後現地で自由解散となりました。
 参加者数は、オペラのみ、懇親会から参加、二日目のみ参加などいろいろなパターンで参加いただき、現地参加者3名を含め延べ21名の皆様に楽しんでいただきました。

3. 講演会
  ① 2月11日 ウィル愛知 
  講師:名古屋外国語大学学長 亀山郁夫氏
  演題:20世紀ロシア音楽における≪抒情≫の運命
      ~プロコフィエフとスターリン
 多くの一般聴講者も加わり120名の参加で、待望の亀山郁夫学長による二回目の講演会は、前回のショスタコーヴィチ続いてプロコフィエフを熱狂・ユーフォリア・抒情を切り口に、梅垣昌子会員による膨大なCDを的確なタイミング操作により ピアノ協奏曲第3番・アレクサンダー・ネフスキー・ヴァイオリン協奏曲第2番という実例に聴きながら、情熱的な思い入れなど興味深いお話を伺うことができました。
  ② 7月23日 ルブラ王山 
  講師:都築正道 顧問(朗読:伊藤和子 会員)
  演題「蜜蜂と遠雷」を読む:音楽とは何か?
 直木賞と本屋大賞を受賞した恩田陸「蜜蜂と遠雷」について、朗読を随所でちりばめて、読了した方だけでなく未読の方にもわかるように配慮した上で、書籍の内容にとどまらず、音楽業界と出版業界のこと、実際に審査員をされた体験も踏まえた音楽コンクールの内幕や出場者たちのエピソードなど、音楽好きな我々には興味尽きない講演でした。
 また講演会の後には、恒例の納涼会も開催し、お互いの懇親を大いに深めることができました。

4. 主催コンサート:2回開催
   (会場 ザ・コンサートホール)
  ① 第104回  5月15日 
    クァルテット・ダモーレ 弦楽四重奏の演奏会
  ② 第105回 10月30日
    ヴァルト四重奏団 ピアノ四重奏などの演奏会
 いずれのコンサートも素晴らしい演奏に、参加の皆様には存分に楽しんでいただけたことと思います。
 しかし数字だけを見れば、本年の1回平均有料入場者数は113名と前年よりも45名と大幅に減少しました。その中で会員参加者も37名(前年比8名減) とこれまた大幅に減少しました。また学生及び招待者を含む総入場者は164名(前年比67名減)、と減少いたしました。  昨今クラシック音楽会の聴衆減という問題は、当会も例外ではなかったといえましょう。
 次年度は、会場の電気文化会館ザ・コンサートホールが8月末まで工事で休館となるため、春のコンサートができなくなり、主催コンサートは秋の1回開催となります。その代り講演会(講師例会)を1回増やす予定です。
5. 会報「名古屋モーツァルト通信」:
  計画通り年4回(3,6,9,12月)発行
  担当の鹿嶋幹事の献身的な尽力により、本年も充実した内容の会報を発行できました。

6. ホームページ http://www.nagoyamozart.com/
 担当の中浦幹事により、昨年に名古屋モーツァルト協会のホーム―ページが全面改訂され、とても見やすく多彩なコンテンツを備えるようになりました。また、タイムリーに更新も行っておりますので会員の皆様には、ホーム―ページへアクセスしていただき、ご意見もお寄せいただきますようお願いいたします。

Ⅱ 総括
 会長職について気が付けば、あっという間に4年がたちました。我が国の高齢化、人口減少の傾向は当会の状況にもその影響はまぬかれず、本年も高齢化による退会者が続きましたが、会員の皆様のお声がけもあって、入会者も同人数あり、会員数は前年と同じ113名となりました。これからも高齢化は続きますので、引き続き会員の皆様の積極的な入会希望者のご紹介、勧誘のご協力をお願いいたします。
 一方、2回の主催コンサート、日帰り旅行等、昨年と同じように開催することができたことは、ひとえに会員はじめ担当幹事と講演者・演奏家の皆様のご協力のおかげと改めて感謝、御礼申し上げます。