8月11日 ワルキューレ

8月11日 バイロイト2日目 

ワルキューレ 9日以来PCが不調でしたが、本日やっと復帰しましたので、(といってもメールを読むことはできても送信がエラーになって送れませんが)、Facebookも再開。ホテルのネットはニュルンベルクより快調ですが、ホテルそのものは、英語も通じない(ドイツ語とギリシャ語のみ)、ギリシャ料理店付属?の貸部屋ってところ。フロントは料理店のカウンターが兼業!もちろんバスタブなどありません。でも、二日目にして、この環境になれました。まさに、住めば都 です。  昨晩の「ラインの黄金」、音楽はとても良かったのですが、ひどい演出に(お金はかかっています)、舞台を見ていると頭が混乱して、音楽に意識が向かなくなってしまいます。かといって、目を閉じると睡魔が即やってくる! 冷房のない会場は、予想通り蒸し暑い!我ながら、よく耐えたものと思います。

午前は、一人街中をのんびりと散策しましたが、ワーグナー博物館があるヴァンフリート館が、工事中で閉鎖しており、あと3年工事が続く辺境伯歌劇場といい、二つの有名な建物に入れなかった点は、大いに心残りとなりました。近くの、フランツ・リスト博物館を見学しましたが、ヨーロッパへ行くたびに、リストの足跡が至る所にあるのには、感心いたします。
市立公園をのんびりと見て廻り、昨年3月の旅で見学させていただいた、ピアノのスタイングレーバー社も道すがら発見し、立派な教会を仰ぎ見たりと中心街の主なスポットを見て回りました。
「ニーベルンクの指環」第1夜「ワルキューレ」 会場とひどい舞台の雰囲気にも慣れ、気持ちの良い指揮と粒のそろった歌手陣のおかげで、とんでもない演出を乗り越えてワーグナーの世界に、最後まで飽きずに浸りこめました。特にヨハン・ボータの声は良く飛んできました。
やっとバイロイトに来たという実感が湧いてきました。また、クワンチュル・ユンもその重厚な歌声により、その存在が大きく感じられました。
 オペラ会場では、隣の扉の担当が、昨年秋に名古屋モーツァルト協会で講演していただいた北川さんでしたので、ご挨拶させていただくこともできました。また、休憩時に、同じく昨年春にボランティアとして、スタイングレーバー社の工場見学の時に通訳・案内をしていただいたフロイライン和子さんにもお会いできました。
幕間の休憩が1時間あるので、歌劇場のホワイエは正装された方々はじめ聴衆の社交場としての役割もあるのですね。

Die WalkureSiegmund:Johan Botha
Sieglinde:Anja Kampe
Hunding:Kwangchul Youn 
Wotan:Wolfgang Koch
Fricka:Claudia Mahnke
Brunnhilde:Catherine Foster
Gerhilde:Allison Oakes
Ortlinde:Dara Hobbs
Waltraute:Claudia Mahnke
Schwertleite:Nadine Weissmann
Helmwige:Christiane Kohl
Siegrune:Julia Rutigliano
Grimgerde:Okka von der Damerau
Rossweisse:Alexandra Petersamer
8月 8日 「出発」名古屋セントレア 夢に見たバイロイトへ
8月 9日 ニュルンベルク 「初体験」
8月10日 バイロイト  「指環」初日「ラインの黄金」
8月11日   バイロイト2日目 「 ワルキューレ」
8月12日 バイロイト3日目 「タンホイザー」
8月13日 バイロイト4日目 「ジークフリート」
8月14日 バイロイト5日目 スタイングレーバー社」
8月15日 バイロイト6日目 「神々の黄昏」
8月16日 バイロイトからフランクフルト 「一生の思い出」
8月17日 ライン川下りとハイデルベルク 光ツア
◆8月18,19日  帰国 夢に見た旅が終わった