「誇張せず簡潔に表現すれば、これは我々が地球上で知る限り、最も美しく、最も豪華で、最も晴れがましい室内楽ホールである。」 --1993年10月、巨額を投じて修復されたブラームス・ホールが再び市民の前に姿を現したとき、ウィーンの日刊紙はこう評したという。 |
まさにその通り、しかもホール内はモーツァルトの時代に合った構造や装飾がされており、演奏会を一層豊かなものにしてくれた。 演奏家は、当時の歴史的な髪形と衣装で舞台に登場し、そのプログラムも多彩なモーツァルト作品で構成された魅力的な内容で、あっという間に2時間が過ぎてしまった。このような構成の演奏会は、今まで日本では聴いたことがなかった。 旅の途中での、しかも日中は普段以上に活動した後でのコンサートが、このような変化に富んだ楽しい演奏会でとてもよかった。 次は ◆クラシックコンサート・・レジデンツ・ゾリスデン・ミュンヘンをご覧ください
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