レジデンツ・ゾリステン(ミュンヘン)

2.レジデンツ・ゾリステン(ミュンヘン)
○公演日時:2014.10.29(水)19:30~21:30
○会場:ミュンヘン・レジデンツ ヘラクレス・ザール
○演奏曲目・ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 「ラ・ストラヴァガンツァ」 
・モーツァルト:ピアノ協奏曲 第9番 K271 「ジュノム」
・ベートーヴェン:交響曲 第5番「運命」  Pf:Andreas Skouras    
 1曲目のヴィヴァルディは、第1、第2ヴァイオリン、ビオラ、チェロ、そしてコントラバスの弦楽五重奏で演奏された。
ヘラクレス・ザールはかつてのバイエルン王家であったヴィテルスバッハ家の居城(レジデンツ)に隣接する、1,800人以上を収容するホールである。
 私は、事前に知っていたのが演奏曲目だけであったので、このプログラムをどのような編成で演奏するのか大変興味深かった。
開演前、舞台には背面にスクリーン、そして椅子が4つ置かれ、これで「小編成の室内楽形式で演奏するんだな。」とわかった。
 2曲目のモーツァルトは、小型ピアノ、第1、第2ヴァイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスで編成され、6重奏曲と言えるのだろうか。
 3曲目のベートーヴェンは、さらにフルートが加わり、7重奏での「運命」であった。 
 この3曲を、このような編成で聴くのは、私にとって初めての経験であった。それは大変新鮮で、なにより一人一人が同じように主役、それぞれの音のバランスが絶妙だった。 
旅も6日目を迎え疲労が大いに蓄積していたが、大変心地よい響きと、小編成とは思えない厚みのある演奏は、それを吹き飛ばしてくれた。
3.日本の演奏会との違い  異国で2度の演奏会を経験したが、長い伝統の中で培われてきたクラシック音楽の本場ヨーロッパと日本との違いを幾つか感じた。 その主なものは、 ① 館内は演奏中も全照明がされ、そのため演奏者と聴衆である自分との一体感が感じられ、親しみも持て、自然な感じがした。 ② ロビーでも、演奏会場でも堅苦しさを感じず、演奏会が市民の身近にあるように思えた。一方で、老若男女問わず、美しくドレスアップし、演奏を楽しむ姿は素敵だった。演奏会は、彼らにとって長い伝統の中で培われた楽しみの場であるのだろう。 ロビーでドイツ人女性と談笑する団長  ③ 楽章間で全く咳ばらいが聞こえず、しかも特別にリラックスしようとする動きもないのには驚いた。演奏に深く入り込んでいるのにもかかわらず、体にも心にもゆとりがあるからだろうか。 ④ コートは必ずクロークへ預けることが義務付けられ、会場へは正装で入る。手数料も取られ、しかも預ける時、受け取る時、いずれも多くの時間を要する。私など、大変いらいらしたが、彼らが苦にすることなく、悠然と待っている姿に感心した。これくらいは楽しみに比べたら苦にならない、ということか
ロビーでドイツ人女性と談笑する団長 3.日本の演奏会との違い 
異国で2度の演奏会を経験したが、長い伝統の中で培われてきたクラシック音楽の本場ヨーロッパと日本との違いを幾つか感じた。
その主なものは、
 ① 館内は演奏中も全照明がされ、そのため演奏者と聴衆である自分との一体感が感じられ、親しみも持て、自然な感じがした。
 ② ロビーでも、演奏会場でも堅苦しさを感じず、演奏会が市民の身近にあるように思えた。一方で、老若男女問わず、美しくドレスアップし、演奏を楽しむ姿は素敵だった。演奏会は、彼らにとって長い伝統の中で培われた楽しみの場であるのだろう。 ロビーでドイツ人女性と談笑する団長
  ③ 楽章間で全く咳ばらいが聞こえず、しかも特別にリラックスしようとする動きもないのには驚いた。演奏に深く入り込んでいるのにもかかわらず、体にも心にもゆとりがあるからだろうか。
 ④ コートは必ずクロークへ預けることが義務付けられ、会場へは正装で入る。手数料も取られ、しかも預ける時、受け取る時、いずれも多くの時間を要する。私など、大変いらいらしたが、彼らが苦にすることなく、悠然と待っている姿に感心した。これくらいは楽しみに比べたら苦にならない、ということか  次は 
 ◆旅を終えてをご覧ください
主な歴史的建造物の見学
モーツァルトの生家と住居 
美術館観賞
クラシックコンサート・・ウィーン・モーツァルトコンサート
クラシックコンサート・・レジデンツ・ゾリスデン・ミュンヘン
旅を終えて
団員のエピソート